私たちは、お客様と長くお付き合いすることによって「全体を見わたす力」を養ってきました。
アドバイスを差上げる際も、お客様の成長サイクルにおける、(1)助走期間なのか、(2)発展段階なのか、(3)将来の環境変化に備えた変革期なのか、によって問題解決の視点が変わります。
助走段階ならば資金繰り優先でしょうし、発展段階ならば、設備投資や節税などに重心が移行するでしょう。環境変化に備えるためにはリスク対応の布石を打っておかなければなりません。
私たちは、目の前の問題を、単に解決してみせるだけではなく、あなたの発展プロセスのなかの、どのステージをクリアしようとされているのか、その視点をあなたと共有しながら、問題解決に取り組みます。
これが、私たちのコンサルティング業務への基本的な考え方です。
したがって、私たちのサービスが、大きな見取り図のなかのどこに位置しているのかを、あなたに実感していただくこともサービスの大きな要素だと考えています。
全体の行程が滞りなく行われるのみならず、滞りなく行われていることを実感して頂く力が、「頼りがいのある税理士事務所」と呼ばれる条件なのだと考えます。
税理士は決して税務行政の補助者ではありません。
税務に関する専門家として、高度な専門判断に基づき、
納税者の利益を守ることこそが、我々税理士の本来の使命です。
それでは納税者の依頼を全て受け入れ、事実を歪曲してでも納税者の利益を最大限にすることが、税理士の使命なのでしょうか?
それも答えはノーです。
納税者と税理士との間に信頼関係があって初めて業務が成り立つように、税理士と課税庁との間にも信頼関係による業務の遂行がなされているのです。
税務調査などで、税理士事務所の体質、顧問先との関係などを課税庁は把握しています。
事実を平気でねじ曲げる事務所、税法を全く理解していない事務所との烙印を押された税理士事務所の関与先は、本当に気の毒だと思います。
どんなに適法な行為であっても、先入観に基づいて判断され、ひいては税務調査の格好のターゲットとされてしまいます。
課税庁と税理士の関係はどうでしょうか。
税務署職員のなかには尊敬に値するほどよく勉強をしている人物、誠実な人物を見かけます。
彼らと税務に関する議論を交えることは実に清々しいことでありますし、結論がどのように向かおうと、後味の悪い結末にはなりません。
逆に権力をかさに横柄な態度を取る者は、得てして不勉強な人物が多いようです。
このような人物には教育の意味をかねて徹底して論駁し、反省させなければなりません。
コインの裏表の関係と同じで、税務署職員も税理士と納税者をこれと同じように見ているのです。
この税理士とは税法の分野での高度な議論を覚悟しなければならない、あるいは、この税理士・納税者に対しては、事実に関する「ウソ」の部分を掘り起こしさえすればじゅうぶんだというように。
我が税理士法人は、創業者の信念を忠実に受け継いでいます。
それは
「事務所の信用は、全顧客の信用である。顧客の誇りは我が事務所の誇りである。」というものです。
創業者である瀬戸晃(せと ひかる)は、10年の長きにわたり、九州北部税理士会の会長職を務めてきました。
その間に築き上げた税理士業界の雄としての地位、そして課税庁との信頼関係。
それはとりもなおさず、顧問先企業の信用につながるものと確信しています。
「福岡中央会計さんの顧問先なら大丈夫です。」
税務調査の冒頭に調査官からこのような発言があるのも、創業者の開業以来60年にわたる努力の積み重ねによるものと自負しています。
そして、絶えず研鑽を重ね、課税庁に対しても決してこびることのない姿勢を貫くことを、事務所スタッフは常に心がけています。
( 所長 瀬戸英晴 )
税理士法人 福岡中央会計
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